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UFOロボ グレンダイザー』(ユーフォーロボ -)は、永井豪原作の漫画、及び1975年(昭和50年)10月5日から1977年(昭和52年)2月27日までフジテレビ系で毎週日曜日19:00 - 19:30に全74話が放送された、東映動画(現:東映アニメーション)製作のロボットアニメ

概要編集

前々番組、前番組の『マジンガーZ』『グレートマジンガー』と世界観を共有した、マジンガー・シリーズの第3作。劇場版では『グレートマジンガー』、『ゲッターロボG』と競演した。

本作は日本以外でも放送され、1983年と1988年において日本国外からJASRACに払われる著作権使用料分配額が最も多い作品で、第2回JASRAC賞の「外国使用」と第7回JASRAC賞の「国際賞」を受賞している[1]

本作で1972年の『マジンガーZ』から一時代を築いた永井豪と東映動画によるロボットアニメはいったん終わりを告げる。

なお、1975年3月に東映まんがまつりの一作として公開された永井豪原作、東映動画制作のアニメ映画『宇宙円盤大戦争』は本作のパイロットフィルム的な位置付けの作品である。

テンプレート:ネタバレ

「UFOロボ」のネーミングと各種の設定には、当時の「空飛ぶ円盤」ブームの影響が顕著に表れている。なお、本作放映開始の翌年の1976年には、TBS系で『UFO戦士ダイアポロン』が放映されている。また、これもUFO絡みで、東映巨大ロボットアニメとして初めて本格的に「宇宙人」を敵役に据えた作品である(ロボットアニメ以外では、『宇宙戦艦ヤマト』や『宇宙の騎士テッカマン』などが先行している)。悪役のレベルが、それまでの作品で描かれていた「犯罪組織」や「マッドサイエンティスト」、「復活した古代文明」などによる「世界征服」から、異星人による「地球侵略」へとスケールアップすることになり、続く1976年の『大空魔竜ガイキング』、『超電磁ロボ コン・バトラーV』で、「宇宙からの侵略者」はロボットアニメの悪役として定着した。

一方、悪役のみならず、主役にも異星人を迎えた点も大きな特色。主人公といえば熱血タイプの日本人が定番だった中で、カタカナ名前の「異邦人」がメインというのは斬新で、さらに「亡国の王子」ということでそれまでになかった落ち着きのある、またつらい過去を持つ新しい主人公像を描き出した。他にも王族・貴族といったブルーブラッドの概念や、デューク・フリードの中世の騎士を思わせる出で立ちなど、それまでなかったロマンティックな新風を吹き込み、後のロボットアニメの人物描写や、ドラマの幅を大きく広げる先駆けとなった。

マジンガーシリーズ、あるいは永井豪作品としては異色とされがちな本作だが、上記のような点では、ロボットアニメの大きなターニングポイントの一つと言える。

また先行する『マジンガーZ』等と異なり、主人公側に主導的な役割を果たす女性キャラクターが複数設定されていることは、この種の作品としては珍しい。

製作体制の変更 編集

これまでは、横山賢二率いるスタッフが、マジンガーシリーズの『マジンガーZ』次いで『グレートマジンガー』を、続いて勝田稔男率いるスタッフが、ゲッターシリーズの『ゲッターロボ』次いで『ゲッターロボG』を担当してきた。しかし『グレンダイザー』に加えて、マグネロボシリーズの『鋼鉄ジーグ』も同時開始となる1975年10月5日放映分より、東映動画で制作体制の再編成が行われた。

横山班は『鋼鉄ジーグ』から始まるマグネロボシリーズに移動となった。このため『ジーグ』は『Z』『グレート』の戦闘を重視したハードな空気や、渡辺宙明水木一郎による音楽など、細かい部分で横山班の作風が受け継がれている(ただしマグネロボシリーズ3作目『超人戦隊バラタック』はスタッフの一部や路線が変更され、ハードさは消えた)。

勝田班は二班に増強、『ゲッターロボG』と共に、『グレートマジンガー』の後番組『グレンダイザー』も担当した。このため『グレンダイザー』はマジンガーシリーズ3作目でありながら、『ゲッター』『ゲッターG』のドラマを重視した空気や、菊池俊輔ささきいさおによる音楽など、細かい部分で勝田班の作風が受け継がれている。

なお勝田班による東映動画のアニメ放映枠のうち、『ゲッターロボG』側は次回作『大空魔竜ガイキング』までロボットアニメが続き、その後も『パタリロ!』まで同じ時間帯が続いたが、徐々にスタッフが入れ替わっていった。『グレンダイザー』側は次回作『惑星ロボ ダンガードA』までロボットアニメが続き、その後も『円卓の騎士物語 燃えろアーサー』まで比較的同じスタッフで続いた。

ストーリー 編集

平和に他の星と共存していたフリード星だったが、ある日、宇宙征服を目論むベガ星連合軍の円盤獣による侵略攻撃を受けて滅亡する。王子デュークはフリード星の守護神「グレンダイザー」が組み込まれた宇宙船スペイザーで脱出。地球に落ち延びたところを宇宙科学研究所の所長・宇門源蔵博士に救われ、養子“大介”を名乗ることにした。

一方、デュークの脱出成功を知ったベガ星連合軍の司令・ガンダルは部下・ブラッキー隊長にデューク抹殺と地球侵攻を命令。

かくしてデューク・フリードの地球を守るための戦いが始まる。

スタッフ 編集

音楽 編集

本作の主題歌・挿入歌とBGMを作・編曲した菊池俊輔JASRAC賞外国部門および国際部門を受賞した。

編曲が森岡賢一郎になっている曲は劇場用アニメ映画『宇宙円盤大戦争』からの流用である(詳細は下記)。

本作向けに新たに作られた挿入歌の初出音盤は「最新テレビまんが人気者(アイドル)デラックス」というLPレコード(CW-7051、日本コロムビアより1976年3月発売)。同LPには本作と『アクマイザー3』から各7曲(OP+ED+挿入歌5曲)、合計14曲が収録された。その後、「アイドルデラックス」は複数作品の主題歌・挿入歌集(1作につき4~7曲収録)としてシリーズ化された。

主題歌 編集

オープニングテーマ
  • とべ! グレンダイザー
作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:ささきいさおコロムビアゆりかご会
子門真人によるカヴァー・ヴァージョンが存在する(コーラスはヤング・フレッシュ)。
後年、影山ヒロノブもカヴァーした。
エンディングテーマ
  • 宇宙の王者グレンダイザー
作詞:保富康午 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:森岡賢一郎 / 歌:ささきいさおこおろぎ'73
『宇宙円盤大戦争』のOP「戦え! 宇宙の王者」のカラオケが流用されたが、歌詞や掛け声の一部が本作の設定に合わせて変更された(「ニードルシャワー」→「ダブルハーケン」、「ギャザー、ガッタイガー!」→「グレンダイザー、ゴー!」等)。

挿入歌・イメージソング 編集

  • もえる愛の星
作詞:保富康午 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:森岡賢一郎 / 歌:ささきいさお、コーポレーション3
初出は『宇宙円盤大戦争』の主題歌シングルのB面で、実際に同映画のEDとして使用されていた。本作向けに歌詞違いの「ちいさな愛の歌」も作られたが、結局、両ヴァージョンとも本作で使用された。
歌詞にある主人公の名前(デューク・フリード)は映画版、本作とも同じである。
  • ちいさな愛の歌
作詞:保富康午 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:森岡賢一郎 / 歌:堀江美都子
「もえる愛の星」のカラオケを流用しているが、女性の視点から全く新しい歌詞が書かれ、歌手も女性に替えて録音された。
  • きみこそ勇者
作詞:早乙女達人 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:ささきいさお、コロムビアゆりかご会
劇場版『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』でも挿入歌として使用された。
  • GO! GO! 甲児
作詞:春日東 / 作・編曲:菊池俊輔 / 歌:ささきいさお、コロムビアゆりかご会
これにより、兜甲児がアニメ史上初めて、宙明節と菊池節の両方で歌われたキャラクターとなった。
  • 大介のバラード
作詞:田村多津男 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:ささきいさお
  • 戦えグレンダイザー
作詞:上原正三 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:ささきいさお、コロムビアゆりかご会

主な登場人物 編集

宇宙科学研究所・シラカバ牧場関係者 編集

宇宙科学研究所とシラカバ牧場は、八ヶ岳山麓にあるとの設定だったが、那須高原にある設定とする資料もあり、統一されていない。

デューク・フリード / 宇門大介
富山敬 / (スーパーロボット大戦シリーズでの代役は山寺宏一
本作の主人公。設定年齢は20歳。宇門博士に救われ養子となった後、博士の経営する白樺牧場で働いていた。地球にベガ星の魔手が迫っても、フリード星でのつらい過去からか当初は戦うことに後ろ向きだったが、ベガ星のミニフォーに袋だたきにされる兜甲児のTFOを救うため、牧場地下のダム部分に封印しておいたグレンダイザーに再び搭乗。やがて甲児と交流を重ねる中で、第二の故郷・地球を守るため、グレンダイザーで戦うことを決意する。
普段はカウボーイスタイルの服装だが、出撃の際は「デューク・フリード!」のコールと共にフリード星人の戦闘服姿に変身してスペイザーに乗り込む。
異星の王子という設定を表現するため、シリーズ前2作の主人公(甲児・鉄也)に比べ気性の激しさはなりを潜め、優しく穏やかな人柄をしのばせており、甲児・鉄也よりも育ちのよさと大人の落ち着きが強調されたキャラクターだった。ただし、ごく初期においては、戦わねばならないことへの悩みや、異郷での孤独感を表現するため、多少棘のある面も見せている。
なお、デューク・フリードの正体は、作中では宇門博士他、数名にしか明かされていない(甲児には第2話で説明)。「故郷を追われた亡国の王子」という背景から、かつてのペットと戦う(第33話)、幼なじみを失う(第25話、72話)といった、悲劇的なストーリーもあった上、ストーリー終盤において、過去にベガ星連合軍から受けたベガトロン放射能に侵された古傷が悪化し、生命の危険に見舞われるが、71話で親友のモルス(元はベガ星連合軍に征服されたモール星の王子で、ベガ大王に洗脳されて利用されていたが、敵の洗脳が解ける)によってベガトロン放射能を中和するベガトロンマイナス放射能を当ててもらい、全快する。
兜甲児
声:石丸博也
ミケーネ帝国との戦いの後、ワトソン研究所に留学し、円盤に関する論文を発表後にNASAに入所。自ら開発したTFO(後述)を駆って日本に帰国し、宇宙科学研究所に合流する。社交的な性格は相変わらず長所であり宇門博士含め所員とはすぐに打解けたが、博士の息子の大介(デューク)が研究所を手伝わない事に不信感を抱いていた。当初の目的は異星人との貿易を夢見た志の高いものであったが、現実では侵略者が迫ってることを知らされ以後、デューク・フリードと共に戦うことを誓った。
中盤まではTFO、JFOが撃破された後はダブルスペイザーやドリルスペイザー(いずれも後述)などでデューク・フリードとグレンダイザーをサポートする。マリア登場後はドリルスペイザーのパイロットはマリアに譲り、ダブルスペイザーの専属パイロットとなる。
本作では主役を喰わないようにとの配慮から、自らロボットに搭乗することがない(劇場版では、鉄也の愛機だったグレートマジンガーを操縦するが、これ以外ではTFOが大破した後にボスボロットに搭乗した程度であり、本来の愛機・「マジンガーZ」に至っては搭乗する機会は本編・劇場版を通じて皆無)、すぐ敵に捕まる、あまつさえ洗脳されて研究所の位置を敵に知らせてしまう(第18話)など三枚目的な役回りが多い。しかし、後述のマリアのエピソードなど、デュークの窮地を救ったこともある。デュークより年下との設定であり、デュークは甲児を「甲児君」と呼ぶのに対して甲児は当初デュークを「大介さん」と呼んでいたが、ストーリー後半では主に「デューク」と呼ぶようになる。また、初期はひかるを異性として追い駆けるような描写もあったがやがて解消され、ストーリー後半では、途中参加のマリアと親しげな関係を見せる。
永井豪による漫画版では地球に漂着したデュークが初めて出会った地球人(デュークが漂着したのはミケーネ帝国との決戦の数日後と設定されている)であり、後半からはTV版と異なり、マジンガーZに乗って戦うようになる。また、一度だけ、短時間だがデュークに代わってグレンダイザーを操縦している(フリード王族ではない甲児が操縦できた理由は説明されていない)。
次回予告編ナレーションも石丸が兜甲児として担当しており、戦闘を第三者からみた一風変わったものと成っていた。
牧葉ひかる
声:川島千代子
牧葉団兵衛の娘。設定年齢17歳。父の牧場で働く宇門大介に想いを寄せていたが、大介=デューク・フリード(宇宙人)と知りショックを受ける(第23話)。しかし、その後も大介への想いは変わらず、第38話ではピンチの大介を助けたい一心で、負傷した甲児に代わりダブルスペイザーで出撃までしている。
後にマリンスペイザー(後述)のパイロットとして、正式にグレンダイザーのサポートチームに仲間入りする。しかし、(少なくとも作中で語られる限りは)大介への想いが実ることはなかった。マジンガー・シリーズのヒロインとしては、やや控えめ、かつ目立たない役回りだったが、そのせいか育ちのよさも感じさせるキャラクターに仕上がっている。戦闘服のデザインとして、ゲッターロボの早乙女ミチルのそれほど露骨な描かれ方ではないものの、胸部に左右の乳頭部分が円く描かれている。
女性ファンからはあまり人気が高くなかった模様で、川島千代子曰く、ひかるはメカに乗らない方が憎まれなかったとしている[2]
グレース・マリア・フリード
声:吉田理保子 / (スーパーロボット大戦シリーズでの代役は吉田美保
第49話から登場。フリード星の王女で、デューク・フリードの妹。設定年齢は14歳(だが、作中バイクに乗るシーンがある)。フリード星脱出時にデュークとはぐれ、従者と二人きりで地球に逃れてきた。グレンダイザーを敵に奪われたとの誤解から、パイロット(デューク)を殺害しようとするが、危ういところで甲児に止められ、兄デュークと再会。以後、ドリルスペイザーのパイロットとして兄をサポートする。超能力も持っているが、それ故に悩む描写も見られる。
ドリルスペイザーの項にもあるように、少々唐突に登場した妹だが、荒木伸吾デザインの、切れ長の目元と長いの美少女キャラと、おてんばで愛らしい性格で、男女問わず高い人気を獲得した。それまでも女性パイロットや、『マジンガーZ』の弓さやかに代表される「博士の娘」などはあったものの、「王女」、「カタカナ名前(ミドルネームあり)」、「主人公の肉親(妹)」のヒロインが(準)主役級のメカに乗って戦うという例はなく、その点でも斬新なキャラクターだった。
但し、アニメでの甲児は『Z』本編ではさやかを「さやかさん」と呼んだのに対して、マリアについては「マリアちゃん」と呼んでいることから、マリアを単に妹的存在と見ていた節もある上、アニメ本編や映画版でもさやかとマリアの直接共演・甲児の取り合いといった描写は存在しない。
ちなみに吉田理保子は「マリアを初めて見た時は、びっくりしたの。というのは、その前にやっていたメグちゃんにあんまり似ているんで、驚いちゃったのね」と述べている[2]
宇門源蔵博士
声:八奈見乗児
宇宙科学研究所の所長。落ち着いたナイスミドル。フリード星から逃れてきたデュークを助け、養子として大介の名を与える。ベガ星連合軍と戦うデュークを、父として宇宙科学研究所の所長としてサポートした。
牧葉団兵衛
声:富田耕生
永井豪作品では欠かせぬ名バイプレイヤー。本作では白樺牧場の牧場主(宇門博士との共同経営)にしてUFOマニアという役回り。キャラデザインの元ネタは『あばしり一家』の悪馬尻駄エ門。美しい娘とは似ても似つかない中年男。
牧葉吾郎
声:沢田和子(現・沢田和猫
ひかるの弟で団兵衛の息子。『グレートマジンガー』までに登場したシローと似た役回りである。
荒野番太
声:緒方賢一
『グレートマジンガー』まではボスのポジションだった、専らコメディリリーフの役回りとして登場。荒野牧場(白樺牧場の隣り)の息子。メキシコのソンブレロ風の帽子に赤と黄色のツートンカラーのシャツを着用。このいでたちから、甲児からは「四色旗」と揶揄される。浪花節気質の好漢だったが、ドジなキャラクター設定が本作での兜甲児と被るためか、後半は出番が全く無かった。
荒野ハラ
声:津田延代
番太の母親で肝っ玉母さん。
ボス
声:大竹宏
兜甲児の自他共に認める長年の親友。TFOを失った甲児にボスボロットを貸し与えた。「甲児君は羨ましいな、あんな良い友達を持って」とデューク・フリードからも絶賛されていた。
その他の詳しい情報は『マジンガーZ』の項を参照。

ベガ星連合軍 編集

かつてはフリード星とも友好を結び、共に宇宙の平和を守っていたが、ベガ大王の登場により宇宙を次々と侵略する恐怖の中心となる。しかしベガ星のエネルギーを支えるベガトロン鉱山で爆発事故が起き、放射能汚染により本星が居住不能になったため、宇宙征服に先立って地球への移住を急ぐこととなる。

恐星大王ベガ
声:八奈見乗児
全宇宙の支配をもくろむベガ星連合軍の総帥にしてベガ星を治める絶対君主。最初は本星からの通信で前線基地スカルムーンに命を出していたが、第52話でベガ星が崩壊した事でスカルムーンに移動、ここを本拠地にして活動するようになる。娘のルビーナを溺愛しており、ルビーナの死には涙を流して号泣していた。また、デューク・フリードのことは邪魔者と見做していたが、ルビーナの死後は激しい憎悪をぶつけるようになる。
ガンダル司令
声:富田耕生
地球攻撃軍司令官。ブラッキー(後述)の死後は、攻撃隊長も兼務する。顔が割れ、中から後述するレディガンダルという別人格が出てくる。後半はガンダルの顔とレディガンダルの顔が入れ替わるようになった。
外見、性格とも典型的な悪役だが、ズリルJr(後述)に父の秘めた想いを伝えるなど、意外な一面も。最終回では寝返った半身・レディガンダルを、自らの死も覚悟の上で粛清。最後までベガ大王への忠節を尽くし、グレンダイザーに特攻をかけて死亡。武人らしい最期を遂げた。
レディガンダル
声:沢田和子(現・沢田和猫)
当初は「ガンダルの顔が左右に割れ、小人サイズの女が顔を出す」という形で姿を見せていたが、ガンダルが大火傷を負い整形手術を受けた第28話以降は「完全に顔が女のそれに変わり、それとともに声まで変わる」という描写がなされるようになった。体を共有しているが、本体のガンダルとは反りが合わなかった(顔を出すことにガンダルがこぼし、これを聞き咎めて「何か言ったか?」「いいえ、何も。」と遣り取りするシーンがある)。
最終回で自らベガ獣・グラグラを駆ってグレンダイザーと対決するが、敗退。形勢不利と見るや、保身のためベガ大王を売り渡そうとするが、ガンダルに粛清される。
ブラッキー隊長
声:緒方賢一
第1話から第27話まで登場。地球攻撃部隊スカルムーン師団の攻撃隊長を務める。作戦は力押しばかりで、大した戦果は上げられなかった。第27話でマザーバーンを沈められ戦死する。
科学長官ズリル
声:田中崇(現・銀河万丈
戦死したブラッキーに代わり、第28話から登場。左目の眼帯にコンピュータが内蔵されており、時折アドバイスをズリルに与えていた(機械だけあって、レディガンダルのように本体と対立するようなことはなかった)。
「科学長官」の肩書きにふさわしい、ずるがしこい頭脳派。これも悪役のお約束で、武闘派のガンダルとはいまいちウマが合わない(逆にレディとは相性が良かった)。しかし、始終反目しているわけではなく、共同戦線を張ることも少なくなかった。また全くの冷血漢でもなく、息子を想いながらも素直に愛情を表せない、不器用で優しい父親の一面も持つ。
第67話で切り札の海底基地を破壊されたが、グレンダイザーを倒すまではと、スカルムーンへの帰還を自ら拒否。意外な意地を見せたものの、第72話でついに力尽き、兜甲児に射殺された。
ゴーマン大尉
声:野田圭一
第7話に登場した、ベガ大王直属親衛隊の士官。名前の通り傲慢な性格だが、それに見合う実力を兼ね備えている。円盤獣ギンギンを駆りデュークを追い詰めるが、ブラッキーの裏切りで形勢を逆転され、スペースサンダーを受け爆死する。出撃前に酒(おそらくワイン)を飲んでいたりと、酒好きの模様。
ナイーダ
声:杉山佳寿子
第25話に登場。デュークの幼なじみでフリード星・バロン家の娘。ベガ大王にコントロール装置を埋め込まれてデューク抹殺のために地球へ送り込まれる。フリード星人の脳が円盤獣に使われていること、弟のシリウスの脳も円盤獣ギルギルに使われたことなどからデュークを裏切り者となじった。装置は除去されたが、自身は贖罪のために、出撃してきたベガ星連合軍の部隊もろとも自爆して果てる。
ダントス防衛長官
声:緒方賢一
第52~53話に登場した防衛長官にしてベガ大王の側近。ベガ星滅亡の際一般市民を見捨ててベガ大王共々巨大母艦キング・オブ・ベガで脱出、スカルムーンへ来訪した。円盤獣より強力なベガ獣を開発、その第1号であるキングゴリを操りグレンダイザーを苦しめるが、最後はガンダルとズリルの謀略で抹殺された。
少年コマンド隊アインス
声:神谷明
第59話に登場。ベガ星親衛隊の子息で構成された少年コマンド隊のメンバーの一人で、他のメンバーはそれぞれツヴァイ・トロワ・ビーチャ・スインコという名前。ベガ星の歪んだ軍事教育によりデュークのことを地球人を洗脳支配している悪者と思い込まされており、ダギル隊長の指揮の下、国防軍基地を占拠しデュークを誘い出す。デュークの懸命の説得にも耳を貸さずベガ獣ダキダキに乗り込み、その頭部ユニットを操縦して体当たりをかけるが、それをかわしつつ戦うグレンダイザーとの戦闘の中でダキダキ本体の誤射で撃墜され、あえない最期を遂げる。
コマンダーキリカ
声:杉山佳寿子
第63話に登場したベガ星の若き女性科学者で、亡き兄の遺志を継いで冷凍光線の研究に当たっていた。完成した冷凍光線でベガ星人の移民先を開拓し地球人との争いを回避したいというのが彼女の願いだったが、ベガ大王の命で完成した装置はデュークを倒すための兵器として使われることになる。マリアの活躍もあって任務に失敗し、捕虜として研究所に収容された彼女はそこで出会った大介に兄の面影を見出し惹かれていくが、やがて彼こそがデュークその人と知り愕然とする。そして最後はベガ獣ズメズメとの戦闘の中で乗船ごと氷漬けにされ墜落、その命を散らす。そして異国地球の土となった彼女の墓には「地球の友キリカ この地に眠る」と記されている。
コマンダーケイン
声:古谷徹
第68話に登場。北海道への基地建設計画に参加したコマンダーで、元々はマリアの友達のフリード星人だった。ベガ星軍に捕らえられ兵士として育成された彼はダイザーチームとの戦闘中マリアと相撃ちの形で共に不時着、奇しくも再会を果たす。だが彼は友達だったマリアを撃つことはできず、またベガの手先に成り下がった自らを恥じて命を絶った。
ズリルJr
声:田中亮一
第69話に登場したズリル長官の息子。地球に潜伏する父の役に立ちたいとの思いからベガ獣ガイガイを使った補給の任務に志願し、無事成功させた。そこで息子の身を案じたズリルに帰るよう命じられたことで一度は父を疑うが、ガンダルから送らずじまいになっていた父の手紙を見せられたことで自分への深い愛情を知る。そして最後にはダイザーチームとの戦闘で窮地に陥ったズリルを安全に脱出させるため、自ら囮となってグレンダイザーに挑み壮絶に散っていく。
ルビーナ
声:小原乃梨子 / (スーパーロボット大戦シリーズでの代役は鶴ひろみ
本作のパイロット版である「宇宙円盤大戦争」のリメイク的な内容である第72話に登場。ベガ大王の娘でルビー星を治めていた。かつて政略結婚のためフリード王家に送り込まれたことがあり、その時以来デュークを深く愛していて、デュークの所在を知り来訪した。ベガ放射能に異変がおき、フリード星の環境が回復に向かっていることを知っていた彼女はそこでデュークと共に暮らしたいと願うが、その思いをズリルの作戦に利用され窮地に陥る。そして最後はデュークを守るため自ら盾となってその命を散らすが、今際の際にベガ星軍の基地が月の裏側にあることを伝えた。

登場メカ編集

グレンダイザー(ダイザー)
フリード星の守護神として崇拝されてきたロボット(第2話ではベガ大王がフリード星の科学力を結集して製造させた、と語られている)。ベガ星連合軍の攻撃を受けたフリード星から王子であるデューク・フリードを乗せて地球に飛来した。スペイザーと呼ばれる専用サポートユニットと合体することで円盤状になり長距離飛行や重力下での飛行を可能にする。
宇宙合金グレンが装甲に用いられており非常に堅牢である。また恒星の光から取り出す原子力の150倍とも言われる光量子エネルギーによって駆動し180万馬力のパワーを誇る「宇宙の王者」である。全高30メートル、重量280トンとマジンガーと比べて10倍以上重い。設計思想もマジンガーとは大きく異なっており、分離式のコクピットが無い、スペイザー、グレンダイザーそれぞれにコクピットがある、コクピット間はモジュール化されているパイロットのシートのみが移動する(「シュート・イン」)、操縦可能者はフリード星王家の者のみで、他者が近づくと自動防衛機能が働く(爆弾を仕掛けようとしたナイーダをスペースサンダーで撃退している。また戦闘不能のデュークに代わって搭乗しようとした兜甲児をも攻撃した)などの特徴がある。
スペイザーと合体した場合は武器さえ使用しなければ、3カ月はエネルギーが持つとされている。デュークの養父である宇門源蔵博士が取り仕切る宇宙科学研究所を拠点としてベガ星連合軍の侵略から地球を守った。
小説『スーパーロボット大戦』(同名のゲームとは無関係。ゴッドマジンガーの項も参照)では本作より未来の世界でデュークの子孫(名はシオン・フリード)が地球の危機にグレンダイザーで駆けつけたが、逆に倒されてしまい闇の帝王のボディとして使われることになり、過去の世界からやってきた甲児達に牙を向くことになる。なお、同作中では自動防衛機能があるからダイザーが奪われるはずがないと主張する甲児に「そんなもの、どうにでもなる」と鉄也と隼人が返している。
OVA『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』の映像特典で、ゲッターロボG、鋼鉄ジーグやグレートマジンガーを戦闘不能にした暗黒大将軍を真ゲッターと共に現れ、一蹴する場面がある。
なお、前々作と前作のマジンガーZやグレートマジンガーと異なり、本機の開発理由などはハッキリとしていない(前記の2機には其々「対機械獣軍団(マジンガーZ)」や「対ミケーネ帝国(グレートマジンガー)」と開発目的まで確りと設定されている)。
武装(ダイザー単体)
ダイザービーム
目から発射される光線。使用頻度がかなり少ないが、ミニフォーを消滅させてしまう威力がある。
ハンドビーム
手の甲から出す3連装のビーム。威力が弱いため、主に牽制攻撃に使用される。2万度の光線。
反重力ストーム
胸から出すカラフルな反重力光線で重力遮断により敵を150mまで上昇させ地面に叩きつける。当初は相手を浮かび上がらせて叩き落す、という描写だったが、破壊光線のような描写の回もあった。スペイザー合体時には胸部が円盤に接触するため使用できない。
部位的にはマジンガーZのブレストファイヤー、グレートマジンガーのブレストバーンに相当する。
ダブルハーケン
肩に装備された半月状の鎌を連結させて敵をなぎ倒す。厚さ8mの鉄板も切断する。取り出す時間は僅か0.8秒。
近年のスーパーロボット大戦シリーズでは本武器か、反重力ストームとの連携技「ダブルハーケン・ストーム」(名称はダイナミックプロ公認)がグレンダイザーを象徴する必殺武器となっている。
ショルダーブーメラン
ダブルハーケンの刃部分のみを飛ばす。有効射程距離は12km。
シングルハーケン
片側の鎌のみを手にして使用する。
スクリュークラッシャーパンチ
前腕部を飛ばすロケットパンチに相当する武装。速度はマッハ5で折り畳まれていた腕のクラッシャー部分が起き上がり毎分4千回転する。厚さ9mの鉄板をも貫く。
スクリューパンチ
スクリュークラッシャーパンチでは完全に前方に反転するデコレーションを90度まで開いた状態で止めて発射する。
クラッシャーパンチ
スクリュークラッシャーパンチ同様デコレーションを完全に前方に反転させるが、回転させずに発射する。
スクリュークラッシャー
デコレーションを完全に前方に反転させ、発射せず腕につけた状態でドリルのように回転させる。ドリルスペイザー登場以前(第34話)に使用し、地中に潜る荒技も見せた。
ダイザーパンチ
デコレーションを展開させずに発射する。
スペースサンダー
グレンダイザー最大の必殺技。頭部の角から6万度の熱線を放つ。
スペイザー
グレンダイザー専用のサポート円盤。光量子エンジンを搭載している。円盤型だが巨大な垂直尾翼と左右に補助的な翼が存在する。また尾部には二基の巨大なジェットノズルがある。合体時は円盤内にグレンダイザーがほぼ完全に収納され、首から肩、腕が外部に出ている格好となる。UFOロボの異名はグレンダイザーとの合体形態から来ている。腕は広げた状態でスペイザーの前縁に収納されているが必要に応じて腕を動かすこともできる。合体したままでもグレンダイザーの武器はほとんど使用可能である。遠隔操作が可能でグレンダイザーとの連携攻撃やグレンダイザーを合体せずに上に乗せて飛行した事もある。全長34メートル、全幅65メートル、重量150トンの大型ユニットでありグレンダイザーと同じ宇宙合金グレン製で光量子で動く。宇宙空間では光速を超えたジャンプ飛行(ワープ)が可能で、大気圏内でもマッハ9で飛ぶことが可能。ダイザーとスペイザーとが合体した形態をグレンダイザーと呼ぶが、名前の定義は曖昧でダイザーと合体した形態でもスペイザーとも呼ばれる。
武装(スペイザー単体)
スピンソーサー
主翼先端の小型円盤が周囲に刃を出し回転ノコギリとなって分離・攻撃を行なうもの。マッハ10で敵に向かい厚さ7mの鉄板をも切り裂く。
スピンドリル
左右の小型円盤から打ち出されるドリルミサイル。厚さ8mの鉄板を貫く。小型円盤が分離してドリル発射するものはドリルソーサーという(第3話)。
メルトシャワー
スペイザー上部から放つ溶解液。
ダブルスペイザー
兜甲児が主体となって開発した地球製スペイザーで、第34話から登場。従来のスペイザーでもグレンダイザーは大気圏内飛行は十分可能だったが、ベガ星連合軍によってスペイザーとの合体が無ければグレンダイザーは空を飛べず、合体処理に6秒必要(パイロットシートがダイザーからスペイザーに移動する「シュート・アウト」をしなければ制御は出来ない)でそこを弱点として突かれてしまう。また合体形態では腕が収納されるため一部の武装の使用に時間がかかるなどの欠点もあった。
本来は戦闘機然とした外観が示すように単なる支援戦闘機であり、グレンダイザーはフレーム状の主翼につかまって滑空するという戦法をとった。その後宇門博士によりグレンダイザーの大気圏内飛行をサポートするために改造が施された(第35話)。合体前にはグレンダイザーが空中で垂直方向に旋回(スクランブルターン)し、コンビネーションクロスで合体、セパレーションゴーで分離する。合体と分離の一連の動作は後述する2機の地球製スペイザーも同様。
エネルギーはグレンダイザーと同じ光量子とされているが装甲素材はグレートマジンガーにも用いられた超合金ニューZである。主翼の突端に付けられた円盤状のユニットは武装ポッド兼エンジンポッドであり垂直離着陸用のファンを下部に装備している。合体後はグレンダイザーの腕の動きを妨げないように主翼が上下に可変する。合体はスペイザーに比べ素早く行なえ、有人スクランダーといった趣である。全幅30メートル、重量90トン、飛行最高速度はマッハ4で上昇限界高度6万メートルとされている。主なパイロットは兜甲児。
ダブルスペイザーのアイデアは、ホバーパイルダー型、ジェットスクランダー型、デルタ型の3候補がテレビ雑誌で公表、読者投票が行われてホバーパイルダー型のアイデアが採用された。ただし、集計結果が出る前にテレビでの登場となった。
武装
ダブルミサイル
機体本体の両側から発射されるミサイル。25連発が可能。
ダブルカッター
両翼のローター部にある垂直尾翼状のパーツが空中で合体してV字型となり、相手を切り裂く。速度はマッハ6。
サイクロンビーム
両翼のローター部から発射される3万度の熱線。
マリンスペイザー
ダブルスペイザーの成功をもとに宇宙科学研究所が開発した水中用スペイザーで、第41話から登場。グレンダイザーの水中行動をサポートする。固定武装は少ないが、水中戦が苦手なグレンダイザーの水中運動能力をアップさせる能力を持つ。単独で飛行も可能。ダブルスペイザーに比べてかなり大型だがグレンダイザーに対して光量子エネルギーの補給を行なうためにも必要なサイズだった(水中ではグレンダイザーのエネルギー消費が倍になる)とされる。両翼はフロート状になっており水上での行動も可能としている。ダブルスペイザー同様合体後はグレンダイザーのすべての武器が使用可能。合体した際には腕の動きを妨げないように両翼が内側に引き込まれる。全幅25メートル、重量90トン。飛行速度はマッハ4、水中航行速度は40ノット、潜行限界深度は400メートルであり、超合金ニューZで作られている。主なパイロットは牧葉ひかる
武装
マリンミサイル
両翼から発射されるミサイル。20連発が可能。
マリンカッター
水平尾翼を巨大なカッターとして発射する。速度はマッハ5。水中ではマッハ1。
マリンビーム
コクピット横にある各1門の発射口からビームを放つ。
ドリルスペイザー
地中行動を可能にする地球製スペイザーで、第45話から登場。全幅25メートル、重量130トンともっとも重量級の地球製サポートユニットであり、グレンダイザーの装甲も強化する機能を備えている。キャタピラを備えているが単独飛行も可能で、戦闘力がもっとも上がる地球製スペイザーでもある。合体後は肩から腕、背中までを覆う特異な形状をしており、二股の機首にはドリルが内蔵されている。背中部分もアーマーが伸びて脚を覆う。合体後のドリルを活かした体当たり戦法、ドリルアタックは地中以外でも非常に有効だった。反面グレンダイザーの必殺武器であるダブルハーケン、胸部から発射する反重力ストーム、腕部のハンドビーム・スクリュークラッシャーパンチは使用不能となるなど制約も多い。飛行最高速度はマッハ4、地中進行速度はマッハ2とされる。装甲は超合金ニューZ製。主なパイロットはマリア・フリード(マリア登場以前は、甲児が局面に応じてダブルスペイザーと使い分けた)。
半ば強引とも思える妹の登場は、このマシンのパイロットが必要になったためだったが、その美少女キャラが人気を博し、視聴率が改善するという効果を生んだ。当初は荒野番太が操縦する予定だったが、『ゲッターロボ』とチーム構成が似てしまうことから急遽マリアのキャラクターが設定された。
武装
ドリルミサイル
両翼から発射される小型ドリル。10連発で厚さ9mの鉄板も貫く。速度はマッハ4。
スパークボンバー
垂直尾翼の先端から発射される5万度の高熱弾。
ドリルアタック
機首のドリルを使っての直接攻撃。グレンダイザーが合体していなくても可能。
TFO(ティーフォー)
兜甲児が開発した地球製飛行円盤。外見はアダムスキー型と呼ばれるUFOに近い。超合金Z(マジンガーZの装甲)製で動力は光子力である。Tは「地球」を意味するラテン語Terraから来ている。全長7.5メートル、重量1.2トンで最高速度マッハ4、電離層まで飛行可能という(なお、当時の雑誌等では最高速度が遷音速以下という表記も見られた)。
初期話では本機が前作までの歴代女型ロボットの役目を果たすことが多く、グレンダイザーに先んじて現れ、ミサイルを放つも円盤獣の反撃に遭いあえなく撃墜されるパターンが多かった。
武装
ミサイル
JFO
兜甲児が開発した地球製飛行円盤。三角形の戦闘機のような形状をしている。第30話のみの登場だったがTFOからダブルスペイザーへとつながる機体とされる。当時は「甲児の円盤」としか記載されておらず、後の書籍でJFOと紹介されるようになった。
ウルトラサブマリン
宇門博士が開発したグレンダイザーの水中バイク型深海用ユニット。マリンスペイザーでは潜れない深度への潜水を可能とする。そのため密閉式のキャノピー内に腕だけを外に出したグレンダイザーを格納する。全長36メートル、重量95トン、限界潜航深度は3,000メートル。単独での飛行も可能。第67話のみの登場だが、ベガ星連合軍の海底基地を壊滅させる活躍をした。
武装
サブマリンミサイル
機首より発射する二連装ミサイル。
サブマリンドリル
機首中央の穴より出てくる巨大なドリル。体当たり時に使用。
サブマリンストーム
ドリルと同じ穴から高圧の水を発射する。
チェーンアタック
機首の脇から四本の鎖を発射して、敵を捕獲する。そのまま牽引して水上に引き上げるのに使用した。
コズモスペシャル
ベガ星連合軍との最終決戦に使われた3機合体式の特殊スペイザー。3機の地球製スペイザーが宇宙に行けなかったために開発された。他の地球製スペイザーと異なり、グレンダイザーとの合体機能はない。詳細データ不明。
ボスボロット
『マジンガーZ』、『グレートマジンガー』に次いで第14話と第31話に登場。ゲスト程度の出演だったが、ハンドメイドのボスボロットの技術レベルの違いに驚いたベガ星のスパイにより奪われたこともあった。グレンダイザーに対抗するためボススペイザーなる新装備も手作りされた。この出演により主役メカを差し置いて3作すべてに登場したロボットとなった。
マジンガーZ
石川賢による漫画版にのみ登場。
円盤獣
ベガ星連合軍が地球侵略のために送り込む戦闘ロボット。いずれも円盤に変形する機能を持っている。1体ごとに形状も性能も様々。洗脳されたフリード星人がパイロットとして用いられている事がナイーダより明かされているが、この事実を告げた時のナイーダは洗脳されていたため、どこまで信憑性があったかは謎である[3]。最初に倒された円盤獣ギルギルが、ナイーダの弟シリウスだったと告げられた際にデュークは一時的に発狂してしまうほどのショックを受けるが、以後の戦いでその事実を意識している様子は見受けられない。
形状は、変形パターンによって、次の4つに分けられる。
  1. 上下開閉型…円盤が上下に開き、中から動物型ロボットが登場する物。第1号のギルギルがこれに相当するが、他にはガンガンが有るだけ。
  2. 各部突起型…円盤から頭や手足が飛び出し、動物型や人型ロボットに変形する物(ガメガメ、バルバル、ゴスゴスなど)。かなり量が多く、主流クラスである。
  3. 上下伸縮型…円盤が上下に伸び、人型へ変型する物。重量級で武装も強力だが、登場したのはドムドム、ドリドリぐらいしかない。
  4. 左右開閉型…円盤が左右に開き、中から人型(稀に動物型)ロボットが登場する物(ギンギン、グリグリ、ゲルゲルなど)。各部突起型ほどではないが量が多い、主流クラス級である。両脇の円盤を楯やカッターにすることも多い。
二文字を繰り返すネーミングは原作者である永井豪の案だが、パターンが限られているため、いずれネーミングに苦しむことが予想されたことから、実兄の泰宇(ダイナミック企画)は当初反対したようである。
ベガ獣
円盤獣に代わるベガ星連合軍の主力兵器。宇宙生物をロボットに改造したもので、円盤獣よりも生物的なデザインになっている。円盤獣のような円盤への変形機能は持たないが、戦闘力は円盤獣を遥かに上回り、ベガ獣第1号キングゴリは最強の円盤獣グルグルを一瞬で破壊した。
第1号キングゴリ以後は円盤獣同様に二文字を繰り返すネーミングパターンに戻っている。
ミニフォー
ベガ星連合軍の戦闘用小型円盤。円盤獣やベガ獣と異なり大量生産されており、毎回多数が出撃して来ては撃破される。ひとまとめにミニフォー軍団とも呼ばれる。作業用と戦闘用の2種類が存在するほか、やや大きいミディフォーもある。
マザーバーン
ブラッキー隊長が指揮する超大型円盤。ミニフォーの母艦で四方に発進口が計八箇所存在。戦艦と言うより空母なので艦自体の戦闘力は低く、戦闘指揮艦として使われていた。円盤獣の搭載能力はない。グレンダイザーに体当たりして失われる。
ズリル戦闘母艦
ズリル長官専用の大型戦闘母艦。喪失したマザーバーンに代わる戦闘指揮艦として登場。マザーバーンと違ってフォルムは円盤状ではなく、母艦となってはいるが円盤(ベガ)獣やミニフォー搭載機能の有無も不明。

放映リスト 編集

放送日 話数 サブタイトル 登場円盤獣・ベガ獣
1975/10/5 1 兜甲児とデュークフリード 円盤獣・ギルギル
1975/10/12 2 ああ! わが大地みどりなりき 円盤獣・ガメガメ
1975/10/19 3 危機迫る白樺牧場 円盤獣・バルバル
1975/10/26 4 若き血潮は紅に燃ゆ 円盤獣・ゴルゴル
1975/11/2 5 炎の愛を夕陽に染めて 円盤獣・ドムドム
1975/11/9 6 大空を斬る闘魂 円盤獣・ダムダム
1975/11/16 7 たとえ我が命つきるとも 円盤獣・ギンギン
円盤獣・フイフイ
1975/11/23 8 地球の緑はあたたかい 円盤獣・ダルダル
1975/11/30 9 許されざる怒りを越えて 円盤獣・ジルジル
1975/12/7 10 あこがれは星の彼方に 円盤獣・グリグリ
1975/12/14 11 黒い太陽の中の悪魔!! 円盤獣・バリバリ
1975/12/21 12 虹の橋を渡る少女 円盤獣・ガニガニ
1975/12/28 13 狙われたグレンダイザー 円盤獣・ゲルゲル
1976/1/4 14 ボスボロットがやって来た!! 円盤獣・ドリドリ
1976/1/11 15 遥かなる母への手紙 円盤獣・ガルガル
1976/1/18 16 こころにひびく愛の鐘 円盤獣・フルフル
1976/1/25 17 小さな生命を救え! 円盤獣・ギバギバ
1976/2/1 18 発進! 秘密ルート7 円盤獣・ガデガデ
1976/2/8 19 恐怖のエアロライト! 円盤獣・ゴズゴズ
1976/2/15 20 決死の雪山脱出作戦 円盤獣・ベドベド
1976/2/22 21 決戦! オーロラの輝き 円盤獣・ゲドゲド
1976/2/29 22 花一輪の勇気 円盤獣・ギロギロ
1976/3/5 23 激流に叫ぶひかる 円盤獣・ギスギス
1976/3/12 24 危うしデュークフリード! 円盤獣・ドグドグ
1976/3/19 25 大空に輝く愛の花 円盤獣・ダリダリ
1976/3/26 26 スカルムーン総出撃! 円盤獣・ウルウル
円盤獣・ギドギド
円盤獣・ハドハド
1976/4/4 27 猛攻撃! グレンダイザー 円盤獣・ウルウル
円盤獣・ハドハド
1976/4/11 28 闇夜に響く悪魔のベル 円盤獣・ベルベル
1976/4/18 29 さらば 宇宙の友よ! 円盤獣・デラデラ
1976/4/25 30 赤い傷跡のバラード 円盤獣・ゴダゴダ
1976/5/2 31 空に花咲け! ボスの友情 円盤獣・ライライ
1976/5/9 32 母に向って撃て! 円盤獣・ザウザウ
1976/5/16 33 必殺! ミュータントの最後 円盤獣・ザリザリ
1976/5/23 34 狼の涙は流れ星 円盤獣・ゴメゴメ
円盤獣・ゴンゴン
1976/5/30 35 飛べ! ダブルスペイザー 円盤獣・ブンブン
1976/6/6 36 燃える大空の誓い! 円盤獣・ジラジラ
1976/6/13 37 翼にいのちをかけろ! 円盤獣・ガンガン
1976/6/20 38 ひかる涙のドッキング! 円盤獣・ドイドイ
1976/6/27 39 奇襲! ベガ星突撃隊 円盤獣・ウラウラ
1976/7/4 40 激突! 炎の海原 円盤獣・ブイブイ
1976/7/11 41 マリンスペイザー出動せよ! 円盤獣・ガモガモ
1976/7/18 42 危機! 研究所よ立ちあがれ 円盤獣・ガウガウ
1976/7/25 43 隕石落下! 謎の孤島 円盤獣・グメグメ
1976/8/1 44 祭りの夜 円盤獣が来る! 円盤獣・ドズドズ
1976/8/8 45 燃えろ! ドリルスペイザー 円盤獣・ゴドゴド
ベガ星蟻
1976/8/15 46 空からサメが降ってきた!! 円盤獣・ガリガリ
1976/8/22 47 湖が地獄の火を吐いた! 円盤獣・ガドガド
1976/8/29 48 地の底に悪魔がいた! 円盤獣・ダクダク
1976/9/5 49 赤い夕陽に兄を見た! 円盤獣・デキデキ
1976/9/12 50 暗殺!! 兜甲児を消せ 円盤獣・フビフビ
1976/9/19 51 大接近!! 悪魔の星 円盤獣・ガレガレ
1976/9/26 52 ベガ大王軍団・大移動! 円盤獣・グルグル
円盤獣・ドモドモ
ベガ獣・キングゴリ
1976/10/3 53 死闘! キングゴリを倒せ ベガ獣・キングゴリ
1976/10/10 54 謎の恐怖! 日本海溝 ベガ獣・バニバニ
1976/10/17 55 襲撃! 恐怖の怪気球 ベガ獣・グレグレ
1976/10/24 56 危機を呼ぶ偽博士! ベガ獣・ダイダイ
ベガ獣・ザミザミ
1976/10/31 57 吼えろ! ぼくの怪獣 ベガ獣・ブドブド
1976/11/7 58 悪魔にされたグレンダイザー! ベガ獣・ベニベニ(偽グレンダイザー)
1976/11/14 59 ああ! 少年コマンド隊 ベガ獣・ダキダキ
1976/11/21 60 午後七時 東京タワー爆発! ベガ獣・ズネズネ
1976/11/28 61 特攻 スパイ大作戦 ベガ獣・グワグワ
1976/12/5 62 戦慄! 白鳥が来た日 ベガ獣・ゴエゴエ
1976/12/12 63 雪に消えた少女キリカ ベガ獣・ズメズメ
1976/12/19 64 東京全滅五分前! ベガ獣・グドグド
1976/12/26 65 兜甲児一本勝負! ベガ獣・ザスザス
1977/1/2 66 死の海底400M(メートル)! ベガ獣・ワグワグ
1977/1/9 67 決死の海底基地爆破 ベガ獣・イブイブ
ベガ獣・ラグラグ
1977/1/16 68 吹雪の中のマリア ベガ獣・ブエブエ
1977/1/23 69 父に捧げる愛のオーロラ ベガ獣・ガイガイ
1977/1/30 70 涙は胸の奥深く ベガ獣・ガビガビ
1977/2/6 71 悲劇の親衛隊長モルス ベガ獣・ジガジガ
1977/2/13 72 はるかなる故里の星
1977/2/20 73 この美しい地球のために ベガ獣・グラグラ
1977/2/27 74 永遠に輝け! 二つの星

劇場版 編集

東映まんがまつり』枠として上映。

映像ソフト化 編集

  • 2004年2月21日に1巻、同年5月21日にDVD-BOXがそれぞれ発売
  • 2006年5月21日〜同年10月21日に単品のDVDが発売。全6巻で12話(3と6は13話)収録。

日本以外での放送 編集

本作は世界各国で放送されており、特にヨーロッパと中東での人気は「日本人の想像をはるかに超えている」と指摘されている[4]

フランス編集

1978年7月3日から1979年1月18日まで『Goldorak(ゴルドラック)』と改題されて、国営第二テレビ局「Antenne 2(アンテンヌ・ドゥ)」で放送された。視聴率は平均75%、最高100%であった[5]。ただしこれは時間帯による占有率であり、世代別の集計(子供のみ)であること、テレビ局がAntenne 2以外に、TF 1とFR 3しかなかったこと、裏番組との兼ね合い等の条件が重なった結果であった。Antenne 2での放送終了後は同局や、TF 1やLa 5(廃業)などの他のテレビ局でも再放送がされた。

大衆誌であるパリ・マッチ誌の1979年1月19日号にて、『ゴルドラック』の視聴率が100%を記録しキャラクターグッズが大ヒットしたことが取り上げられ[6]、同号の表紙も『ゴルドラック』が飾った[7]

テレビ放送前に劇場公開された総集編の主題歌『Goldorak le grand(ゴルドラック・偉大なる者)』(当時13歳の歌手、Noam Kanielによるシャンソン風の歌)はフランス国内で異例の100万枚を超える大ヒットとなった[8]。またフランスにおける本作の人気の過熱の結果、日本では発売されなかった敵役の人形なども発売された。

他にも当時、日本の鉄鋼業界の経営陣らがフランスを訪問した際には「日本の鉄」に敬意を表し、会場に巨大なグレンダイザー像が飾られたが、日本側は『グレンダイザー』を視聴していた人が皆無に等しかったため、会場ではほとんど注目されなかったというテンプレート:要出典

イタリア編集

1978年4月から1979年1月12日まで『Atlas Ufo Robot(アトラスUFOロボット)』と改題されて国営第二テレビ局「RAI 2(ライ・ドゥエ)」で放送され、最高視聴率80%以上を記録している。放送終了後は同局にて再放送がされた。

イラク編集

1982年から夕方六時に放送され、放送時間になるとイラク中の路地から子供たちの姿が消えたというほどの人気を博した。宗派や民族をめぐって争いの絶えないイラクで、国民が唯一ともに共感し一致できる話題は、「サッカーかグレンダイザーしかない」という冗談まであるという[9]

アメリカ編集

1980年9月から半年間、グレンダイザーを含め日本製アニメ番組5作品を『フォースファイブ』として日替わりで放送した。全作品とも26話分のみの放送で、既に玩具のショーグンシリーズのブームは過ぎ去っていたため、あまり人気は出ず、放送もごく一部の地域でのみであった。

ゲーム 編集

グレンダイザーが登場するゲームは「アーケード版マジンガーZ」と「スーパーロボット大戦シリーズ」(共にバンプレスト)が存在する。

「マジンガーZ」では必殺攻撃時にそれぞれのロボットのパイロットのボイスが存在し、この作品に登場するデューク・フリードの声優は富山敬が演じており、ゲーム作品では唯一のオリジナルキャストとなっている。

「スーパーロボット大戦シリーズ」には本作は初期作品から登場しており、プレイステーションにて「第4次スーパーロボット大戦S」が発売される際に、メインキャラクターに初めて音声がつけられることになった。しかし開発中にデューク役の富山敬が急逝したためデュークは音声無しという処置が取られ、「第4次スーパーロボット大戦」のリメイク作である「スーパーロボット大戦F」では、代役声優を起用しないというバンプレストの方針により登場しなかった。

その後に発売された「スーパーロボット大戦コンプリートボックス」では堀内賢雄が、「スーパーロボット大戦IMPACT」・「スーパーロボット大戦MX」・「スーパーロボット大戦Z」では、山寺宏一がデュークの声優をそれぞれ務めている。また、マリアも「スーパーロボット大戦コンプリートボックス」開発時に吉田理保子が声優業を引退していたため、以後は吉田美保がマリア役を務めている。

脚注 編集

  1. JASRAC賞-第1回~第5回第6回~第10回
  2. 2.0 2.1 ロマンアルバム UFOロボ グレンダイザー
  3. ただし、桜多吾作の漫画版では実際に洗脳されたフリード星人の脳髄が生体ユニットとして組み込まれている設定になっており、物語中盤ではデュークのかつての部下達が円盤獣として登場している。
    また、公式設定ではないが『スーパーロボット大戦』などのゲーム作品では「デュークを陥れるための嘘だった」とナイーダやルビーナが答えるシーンがある。
  4. 櫻井孝昌『アニメ文化外交』ちくま新書、2009年、31-32ページ
  5. CESP調べ
  6. アニメの魂を持った僕らの住まい。 OVNI、2000年5月15日。
  7. Paris Match n°1547 du 19 janvier 1979
  8. SNEP(国立レコード出版連合)集計では130万枚強
  9. 坂本卓 「ことばで読み解くイラク」(3) 「グレンダイザー」

関連項目 編集

テンプレート:前後番組

テンプレート:Link FAar:مغامرات الفضاء: يوفو - جريندايزر de:Grendizerfr:Goldorak it:UFO Robot Goldrake ru:Грендайзер th:เกรนไดเซอร์ zh:金剛戰神

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